今回は100円ショップの補修材を使って大理石のカケを直してみたいと思います。修理する大理石の色味などで調色は変化しますので、参考程度にご覧いただけたらと思います。また今回補修する大理石は水磨き仕上げと呼ばれるマットな質感のものです。
準備するもの
・100円ショップの木の補修剤(色味に合わせて数種類)
・100円ショップのレジン(紫外線でアクリルのように固まるものです)
・サンドペーパー#240
・サンドペーパー#400

①木の補修剤を混ぜ合わせて石の色に近づけます。今回はきっちり混ぜ合わせずに多少のムラを残して混ぜることで大理石の柄に近づけています。
②混ぜ合わせた補修剤を大理石のかけた部分に盛り、しっかりと硬化するまで待ちます。

③補修剤が固まったらサンドペーパー#240で補修剤の部分を削り平にします。

④レジンを数色混ぜ合わせ石の色に近づけます。
調色の参考
青+黄色=緑
黄色+赤+黒=茶色
黄色+赤+白=ベージュ
大理石の色は様々です。少量ずつ取って色々試してみましょう。

⑤補修剤で埋めた部分にレジンを盛る。

⑥サンドペーパー#400で仕上げる。

いかがでしたか?
今回はマットな大理石の補修なのでレジンだけでは透明感がありすぎてしまい、木の補修剤と重ねることでマット感を表現しています。また元々の大理石の質感によってサンドペーパーの番手は変わっていきますので気をつけてください。
このブログでも一部紹介させていただいていますが、大理石には様々な色・種類があります。その石種に合わせて色を作る必要があり、ここが難しい部分になります。
もしご自分では難しいかもしれないと思ったら、是非一度玄繕にご相談ください。